こんにちは。
フリーエンジニアのアルト(alse0903)です。
今は、フルリモートで、月単価88万のRubyエンジニアとして働いています。
最近、フリーエンジニアになりたい方向けのコンサルをしていると、以下のような質問をいただくことがあります。
「どうやって、実務未経験でフリーランスになったんですか?」
「実務未経験で、どうやって案件を見つけたんですか?」
今日は、「僕が実務未経験でフリーランスになるまでの全過程」を、時系列に沿って書いていこうかと思います。

新卒で入社して絶望する
僕は新卒で、そこそこ大きめの会社に入社しました。
従業員数も2,000名を超えているような会社だったので、大学生の頃は「大企業だし安泰」って思っていました。
入社してすぐに、新入社員歓迎会があり、そこで3年くらい上の先輩と仲良くなって、昇給の話などを教えてもらう機会がありました。
それを聞いて、「全然、給料上がっていないんだな」という事実を知り、それと同時に、将来に対する危機感を持つようになりました。
家に帰宅後、「年収 高い 仕事」とGoogleで検索をかけてみたんです。
すると、「プログラミングができと年収が高い」「フリーランスとして独立することもできる」という記事が出てきて、僕はもう、その日の内に、会社を辞めることを決意し、プログラミングの勉強を開始しました。
プログラミングの勉強を始める
Progate
僕がプログラミングの勉強を開始した際、最初に利用したのが、Progateというサービスでした。
その中でも、「HTML & CSS」、「Ruby」、「Ruby on Rails5」、「Command Line」、「Git」というカリキュラムに絞って学習を進めました。
僕がProgateを利用した理由は、「手を動かしながら、学習を進めることができる」という点が理由です。
最初から書籍で勉強をしてしまうと、挫折する可能性が高いと感じたことと、実際に画面と同じコードを入力すれば、同じようにシステムが動くので、イメージが湧きやすいと感じたからです。
Progateについては、2ヶ月くらいで全てをやり切りました!
Rails Tutrialをやり切る
Progateが完了した後に、僕はRails チュートリアルという教材を進めました。
Progateで、Railsの基礎はやっていたのですが、Webアプリケーションの実装は全くやったことがなかったので、最初は全然、理解できなかったです。
なので、Rails チュートリアルは、2周ほどやって、1回目は理解できなくても、とりあえずカリキュラムを進めることを重視し、2回目で、最初は理解できなかったことも、徐々に理解できるようになりました。
※ そして、フリーランスになってからも、もう1周やりました
ここまで完了した時点で、僕がプログラミングの勉強を開始してから6ヶ月ほど経っていました。
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フリーランスの案件を探す
大手エージェントに登録するも断られる
そして、Rails チュートリアルまでが完了した時点で、「いきなりフリーランスになろう」って思いました。笑
今では、「よくこんなスキルでフリーランスになろうと思ったな」って思いますが、当時の僕は、「いち早く年収を上げたい」「1日でも早く、この会社を辞めたい」と思っていたので、転職して実務経験を積むという概念は、当時の僕には一切ありませんでした。
大手エージェントにも登録を済ませて、「よし、頑張って面談に行こう」と気構えていたのですが、エージェントから、「実務経験がないので、現状では案件を紹介することができません」と言われてしまいました。
知り合いの営業さん経由で案件を探す
そんな感じで、いきなり壁にぶち当たってしまったのですが、僕の知り合いの知り合いに、フリーランスの案件紹介の営業をされている方がいました。
そして、僕はその営業さんへ直接、相談することにしました。
当時の僕のダメダメなスキルシートを全て添削してくれて、案件を獲得するためのスキルシートの書き方や、想定される面談の質問内容 & 対策をアドバイスしてくれました。
※ その営業さんとは、今でもかなり仲良くさせていただいており、インタビュー記事も書いていますので、こちらの記事も参考にしてください(^^)

何とかJavaでフリーランスになる
僕はRubyでフリーランスになろうと考えていたのですが、「流石に、今のスキルで紹介できるRubyの案件はないです」と、その営業さんにも言われてしまいました。
ただ!!!
「Javaならあります!」
そう言われたのです。
僕としては、Rubyの実務経験の以前に、まずは “エンジニアとしての実務経験” を積めるならいいかなと思って、Javaの案件を紹介してもらうことになりました。
※ 補足ですが、Javaという言語は、かなり案件数が多い言語で、中にはロースキルでも、入り込みやすい案件があります。
そして、無事に案件に参画することができて、そこからJavaのフリーエンジニアとしてのキャリアが始まりました。
その最初の案件では、ラッキーなことに、開発工程は勿論、設計フェーズやテストなどにも携わることができたので、エンジニアとしてバランスよくスキルを身につけていけました。
当時、実務未経験の僕に、こんな神案件を持ってきてくれた営業さんには、マジで頭が上がりません。笑
そして、その現場で半年ほど経験を積んで、そろそろ現場を変えようと思い、再度、Javaの案件を探し始めました。
その時は既に、Javaでの実務経験を詰めている状態だったので、次の案件はすぐに決まりました。
やっぱり、実務経験が全くないのと、実務経験が半年でもあるのでは、案件の見つけやすさが全然違うということを実感しました。
今ではRubyのエンジニア
2つ目のJava案件で、また半年ほど実務経験を積み、「そろそろRubyの案件をやりたいな」って状態になりました。
その時点では、Javaですが、1年の実務経験があり、Webシステム開発の経験も詰めている、チーム開発もできる状態だったので、何とかRubyで案件を探したいと、お世話になっている営業の方に伝えました。
すると、1社面談の依頼が入りました。
面談に行って、今まではJavaのエンジニアをしていたこと、Rubyは普段から家でコードを大量に書いていることを伝えました。
すると「Javaでの基礎的なWebアプリケーションの開発があるのであれば、Rubyについては、現場に入ってからキャッチアップしてください」と、参画のOKが貰えました。
こんな感じで、僕の人生で初めて、Rubyエンジニアとしてのキャリアがスタートしました。
そこから経験を積んでいき、今ではフルリモートで、Rubyのフリーエンジニアとして活動しています。
まとめ
そんな感じで、僕のエンジニアとしてのキャリアはかなり波乱万丈といった感じで、とても同じ方法をオススメできる訳ではありません。
「実務未経験でフリーランスになる」というのは、それだけの覚悟が必要であり、1つ目の案件を見つけるのが非常に大変だからです。
ただ、上でも述べた通り、半年でも実務経験があれば、全然、案件の見つけやすさは違います。
そして、フリーランスの案件を探す際には、営業さんとの相性が一番大事になってくるなと思います。
僕が実務未経験の際に、案件を獲得できたのは、紛れもなく営業さんのおかげです。
「現状の自分のスキルに合わせた案件」、「今後キャリアアップしていけそうな案件」を、エンジニア毎に合わせて提案し、企業への交渉までしてくれる営業さんは、かなり優秀だと思います。
皆さんも、単価アップやキャリアアップを目指すのは勿論ですが、その前に、自分の力を最大限まで引き出してくれる営業さんと出会えたらいいなと思います(^^)
ということで、今日の記事はこれくらいにしたいと思います。
少しでも、フリーエンジニアを目指す皆さんの参考になれば嬉しいです!
「経験年数が浅くてフリーランスになれるか不安」という方は、相談にも乗ってますので、LineやTwitterまで相談いただいても大丈夫です!
また、【毎月3名限定】にはなりますが、無料で「スキルシートの添削サポート」をやっているので、そちらも是非、ご覧ください(^^)
最後に、僕がお世話になった営業さんへの取材記事も書いているので、こちらも是非参考にしてください(^^)

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番外編
フリーランスになってから、フルリモートのエンジニアになるまでにやったことについては、以下のnoteも合わせてお読みください。
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