こんにちは。
フリーエンジニアのアルト(alse0903)です。
少し厳し目のこと言いますが、エンジニアならgitやSlackを使ってチーム開発ができるのは当然です。
料理人が「俺、包丁使って魚さばけるねん」なんて言わないでしょ?
フリーの前に正社員を1年オススメしてるのは、技術面よりも、どちらかと言えばエンジニアとしての常識をつけるため。
— 有人@実務未経験でフリーランス (@alse0903) April 6, 2019
先日、上記のようなツイートをしました。
今日は、このツイートについて深掘りしつつ、解説していこうと思います。
はじめに:
僕が初めてフリーエンジニアとして独立したときは、「自分のスキルで大丈夫か」という不安要素がかなりありました。
プログラミング業務0年の僕がフリーランスになって苦戦した3つのポイントでも解説した通り、僕が正社員としてエンジニアをしていた頃は、プログラミングの実務経験を積むことができなかった上に、そもそも正社員をしていたのは1年半くらいだったからです。
この記事では、経験の浅いエンジニアが、
「今からフリーエンジニアを目指す上で、どのようなスキルを身につけていく必要があるのか」
「どの程度のスキルをつければ、フリーエンジニアとして独立が可能か」
という観点で解説しようと思います。
フリーエンジニアのスキル指標
フリーエンジニアとして独立する際のスキル的な指標は、大きく分けると下記の通りです。
① 技術的な知識
② バージョン管理の知識
③ コミュニケーションツールの知識
④ タスク管理ツールの知識
① 技術的な知識
開発系のエンジニアであればRubyやPHP、Javaなどのプログラミング言語を使って、システムを実装するスキルであり、
インフラ系のエンジニアであれば、AWSや物理サーバ、ネットワークの構築などを行うスキルになります。
無論、このスキルが単価に一番直結するのは間違いないですが、技術的なスキルに関しては1年くらいの実務経験があれば、問題なく案件を探すことができます。
以下の記事も参考にしてください。


② バージョン管理の知識
バージョン管理ツールとは、GithubやSVNなど、ソースコードの状態を時系列に沿って管理するツールです。
システム開発では、複数人で開発を進めることになり、「誰が、どのコードを、どのタイミングで」書いたかということをはっきりさせる必要があります。
大きく分けて、Web系の案件ではGithub、業務系の案件ではSVNを用いてバージョン管理を行っている現場が多いです。
自分が目指したい業界を決めたら、バージョン管理ツールの使い方もしっかりと勉強しておくと良いでしょう。
③ コミュニケーションツールの知識
現場で開発をしていて、ちょっとした質問やコードレビューをお願いする際に、毎回声をかけていると効率が悪いので、現場ではコニュニケーションツールを用いてやり取りを行うことが一般的です。
代表的なコニュニケーションツールには、Slackやチャットワークなどがあります。
少し難しい話ですが、システムのエラーログなどをSlackに通知して、即座に対応できるようにしている現場もあるので、このようなツールの使い方に慣れておくと良いでしょう。
④ タスク管理ツールの知識
多くの現場では、ある機能を実装する際に、「誰が・いつまでに」実装するかを可視化し、全員がスケジュールを確認できるようになっているのが一般的です。
(一般的に、エンジニアに作業を割り当てることを「チケットを発行する」と呼びます。)
代表的なタスク管理ツールには、BacklogやTrello、Redmineなど様々ですが、一つの使い方を覚えたら、他のツールも似たようなものなので、どれか一つのツールの使い方に慣れると良いでしょう。
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フリーエンジニアの実務スキルは1年で十分
ただ、フリーエンジニアになるための経験年数で言えば、1年程度で十分です。
「1年程度の技術で独立できるのか?」という疑問を持つ人もいるのですが、実際、フリーエンジニアになってから初めて触れる、技術や分野はかなりあり、逆に、それらを会社員時代に全て習得することは不可能です。
そもそもIT業界の技術の移り変わりは、かなり激しいので、今の技術が10年後も使われているという保証はありません。
もちろん、1年程度のプログラミング経験はあった方がいいですが、それ以上に関しては、その現場で必要とされている技術を、ググりつつ、学びつつ、スキルアップしていけばOKです。
繰り返しになりますが、1年間の実務経験で何を学ぶべきかは、技術的なスキルよりも、「バージョン管理ツールの使い方」「コミュニケーションツールの使い方」「タスク管理ツールの使い方」などの”エンジニアとしての常識”です。
「”エンジニアとしての常識” が身についている」というのが、フリーエンジニアとして独立できる指標になってきます。

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