こんにちは。
フリーエンジニアのアルト(alse0903)です。
「【徹底解説】未経験からフリーエンジニアを目指す3つのステップ」というテーマで本日は記事を書こうと思います。
以前にこういったツイートしたんですね。
未経験からでも、正しい手順・方法でプログラミングを勉強して、実務経験を積めば、フリーエンジニアになって稼ぐことは可能です。
具体的には、
1. プログラミングを学習(ProgateとUdemyがオススメ)
2. 転職活動(自社開発に拘る必要はない)
3. 実務経験を積むhttps://t.co/Z4JTCQQl9q pic.twitter.com/2ucluFykXB— 有人@実務未経験からのフリーランス (@alse0903) June 7, 2020
今日は、上記のツイートについて、深堀りして解説します。
自己紹介でも言ってる通りですが、僕は初めてフリーランスエンジニアになった際、開発の実務経験がない状態で独立しました。
最初は、ほぼ何もできない状態でフリーランスになったので、苦労はしたんですが、そこから様々な技術を勉強したり、様々な現場で働いたことでスキルもつけて、今ではそこそこ稼げるようになったという感じです。
今では、「実務未経験でフリーランスになった」と言う経験を生かして、今後フリーエンジニアになりたい方向けのコンサルティングなどもやっているんですけど、
今日は、完全未経験の人がプログラミングを勉強して、フリーランスエンジニアになるまでの方法を、深掘りして解説していこうと思います。
結論からなんですけど、方法は以下の3ステップです。
1. プログラミング学習(Progate、Udemyなど)
2. 転職活動する(自社開発企業にこだわる必要は無い)
3. 実務経験を積む(早い人だと半年、 1年ぐらい経験を積む人もいる)
まず、プログラミングを学習するフェースからですが、フリーランスエンジニアになるのであれば、最低限1つはプログラミングの言語を身に付けておく必要があり、全くプログラムが書けない状態でフリーランスではなれません。
プログラミング言語には、Java、Ruby、PHP、あとスマホアプリ開発系のKotlinとかSwiftとか、とても多くの言語が存在します。
最初に学習するならPHPがオススメ
この中でも、僕が最初に勉強する言語のオススメなのはPHPかなと思います。
やはり、未経験からフリーエンジニアを目指すのであれば、最初は案件数が多い言語がオススメで、その観点でPHPが最適となります。
案件数だけで見るとJavaの方が多いんですが、Javaを扱っている企業は、固い雰囲気の現場も多く、フリーランスになりたい人は、リモートワークなどの柔軟な働き方がしたい方が多いと思うので、そのような背景も含めて考えたらPHPの方がオススメです。
PHPであれば、LaravelなどのWebフレームワークが使えると、フリーランスとしても案件を探しやすいですし、スキルをつけていけばある程度の単価も狙っていけるかなと思います。
あと、スマホアプリ開発系の案件は、高いスキルを求められることも多いので、未経験から勉強するのであればPHPはオススメかなと思います。
勿論、どうしてもPHP以外の言語がやりたいとか、この技術が良いと言う強い意志がある方はそのプログラミング言語を勉強してもいいと思うんですが、ただ1つ気をつけていただきたいのが今自分が住んでいる地域です。
・最初は案件数が多い言語がオススメ
・スマホアプリ開発系は、高スキルを求められることが多い
住んでいる地域はとても重要
例えば、今東京に住んでいる人であれば、フリーランス正社員問わず、案件や求人の数がかなり多いので、自分の好きな言語を勉強していくと言う選択もアリです。
しかし、それ以外の大阪であったり福岡などの地方都市に住まれている方は、最初の言語としてはPHP(もしくはJavaあたり)を勉強しておいた方が良いかなと思います。
というのも、大阪とか福岡などの地方都市の場合、地域によっては、アプリ開発系の言語やRubyの案件が全然ない可能性もあるので、最初は、「どこの地域でも案件を見つけられやすい言語」(PHP)をやっておく必要があるかなと思います。
勿論、永遠にその言語をやらないといけないわけでもなくて、PHPある程度の実務経験が詰めたタイミングで、別の技術に挑戦していくのもオススメかなと思います。
一応、この記事は、「未経験からWebアプリケーション開発のエンジニア」になる方向けの内容として、記事を書いていこうと思います。
ただ、基本的な学習方法であったり考え方は、別の言語や技術でエンジニアを目指す場合でも同じなので、参考にしていただけたらいいんじゃないかなと思います
未経験からフリーエンジニアを目指す3つのステップ
ここから、「未経験からフリーエンジニアを目指す具体的な学習方法」について解説します。
1. プログラミング学習(Progate、Udemyなど)
まず最初にオススメなのは、Progateと言うサービスで、このサービスの利点は、手を動かしながらプログラミングを学習することができると言う点です。
初学者がいきなり技術上を読んでも、正直意味もわからないですし、挫折率もかなり高くなってしまうので、まずはProgateで、手を動かしながらプログラミングと言うものに慣れる必要があるかなと思います。
全てのカリキュラムをやる必要はなく、ある程度は内容を絞って大丈夫です。
例えば、PHPでエンジニアを目指す場合は、
「HTML & CSS」、「Javascript」、「jQuery」、「PHP」、「Command Line」、「Git」、「Sass」、「SQL(レッスン1と5のみでOK)」に絞ってOKです。
ここで補足として説明しておく、Gitと言うのはチーム開発を行う際に必要不可欠なツールでして、実際の開発現場では、GitやGithubというツールを使ってソースコードの管理をしている現場がほとんどです。
あと、Command Lineは、コマンドでコンピューターを制御するためのツールであり、Web系エンジニアを目指すのであれば必須のツールになるかなと思います。
僕はこの辺の知識が全くない状態でフリーランスになったので結構困ったんですよね。
この辺については過去記事でも解説していますのでそちらも参考にしてください。

次にやって欲しいのがUdemyと言う教材で、こちらは動画教材になります。
動画教材の良いところは、動画と同じようにコードを書けば、動画と同じプログラムが完成すると言う点で、書籍で勉強するよりも挫折率がかなり低くなると思います。
Udemyでやってほしい内容は、PHPエンジニアを目指す場合であれば、Laravelの教材を一通りやってもらいたいかなと思います。
これらを勉強することで、PHPといった言語だけではなくて、Webフレームワークの使い方までを学習することができます。
実際の現場では、99%、システム開発にこのWebフレームワークが利用されているので、実際にフリーランスになった際もこのWebフレームワークが使えない状態だとかなり案件を取るのが厳しくなるかなと思いますので、必ず学習しておく必要があるかと思います。
そして、余力のある人はVue.jsなどのフロントエンドの学習もできれば尚良しと言う感じです。
最近は、見た目の部分を作る言語に、VueやReactといったJavascriptのフレームワークを使う開発現場も増えていて、未経験からと言う前提であれば必須ではないですが、余力がある方は勉強しておいた方が実務経験を積む際に、就職がしやすくなるかなと思います。
2. 転職活動する(自社開発企業にこだわる必要は無い)
ここまでやったらやってほしいことが、転職活動なんです。
「え、早くね?」って思われるかもしれないんですけど、実際に独学で勉強することのできるスキルには限界があって、特にエンジニアの場合は、独学で勉強するより、現場に入っちゃった方が格段にスキルアップするんですね。
実際に、僕がプログラミングを勉強してからフリーランスになるまでにかかった期間と言うのは大体6ヶ月なんですけど、
その6ヶ月でも全く学習することができなかった分野や、概念すら知らなかったことも、実際に現場に入って実務を行う中で身に付けていくことができました。
なので、最低限のプログラミングの勉強をした後は、できるだけ早く早く現場に入ってしまうことをオススメします。
あと、企業選びの基準ですが、これについては実務経験を積むために転職して、フリーランスを目指すと言う前提なのであれば、自社開発企業にこだわる必要はないかなと思います。
自社開発企業の場合は高確率で、質の高いポートフォリオが求められますし、そのポートフォリオを作るのに時間がかかるため、特別な理由がない場合は特に自社開発企業にこだわる必要ないかなと思っています。
実際、フリーランスの案件を取る際に必要なのは、「どこで働いていたかではなくて、今まで何をしていたか」なので、開発の実務経験が詰めるのであれば自社開発でもSES企業でもどちらでも問題ないかなと思います。

1点気をつける点があるとすれば、これはSESでも自社開発企業でも言えることですが、「最初はテスターしかできない」とか「開発の仕事ができるのに1年はかかる」など、開発経験が詰めるかが定かでは無い企業はできるだけ避けたほうが賢明かなと思います。
勿論、そのような企業でも、いずれは開発の経験を積むことができると思いますが、「最短でフリーランスを目指す」と言う前提なのであれば、より早く実務での開発経験のフェイズに移行する必要があるので、その辺についてはしっかりと面談で確認しておく必要があるかなと思います。
なので、実際に現場に入った際に開発ができるのであれば、自社開発企業でもSESでも特に問題はないと言うところです。
一般的にSES企業の場合は、自社開発企業よりも入社難易が低いので、ポートフォリオ等がなくても入社できる会社も多いかなと思います。
・「どこで働いていたかではなくて、今まで何をしていたか」が大事
・開発経験が積めるのであれば、自社開発企業でもSESでも問題はない
3. 実務経験を積む(早い人だと半年、 1年ぐらい経験を積む人もいる)
転職活動を開始してどこかに内定をもらって、実際に入社するわけなんですけど、そこからは実務経験を積んでいくと言うフェーズになります。
このフェーズで意識しておいてほしいことというのが、いち早く開発の実務経験を詰めると言うことかなと思います。
実際にフリーランスの案件を取る際に、1番多いのは開発案件なので、会社で開発の実務経験を積んでおくことでフリーランスになりやすいかと思います。
もし携わるチャンスがあるのであれば要件定義や、基本設計、詳細設計などのフェイズにも携われたらラッキーかなと思います。
実際に、上流工程ができれば、フリーランスの案件の単価も高くなりやすいので、実務経験を積んでいる際に、この辺りも触れることができると尚良しと言う感じかなと思います。
あと、Githubの使い方についてはしっかりと経験しておく必要があるかなと思います。
フリーエンジニアの案件で特にPHPやRubyの案件では、Gitを使ったソースコードの管理を行っている現場がほとんどなので、この辺のツールの使い方についてはしっかりとマスターしておく必要があるかなと思います。
あと、Backlog等のタスク管理ツールの使い方についても一通りマスターしておく必要があるかなと思います。
タスク管理ツールについては、現場によって利用するツールが異なる場合もあるんですけど、1つのツールの使い方を覚えればある程度他のツールでも使いこなせるようにはなるので、まずはその会社で利用しているタスク管理ツールの使い方をしっかりとマスターしておけば問題ないかなと思います。
そして、実務経験を積む期間ですが、ある程度、個人差はありますし、その現場でどのような経験を積むことができるのかにも左右されるところがあるんですけど、1〜2年でも問題ないかなと思います。
速い人の方と半年位でフリーランスのエンジニアとして独立しちゃう人もいるかなと思います。
実際に、僕の周りのフリーランスエンジニアでは、実務経験が半年で独立してる人も結構多くて、一番最短の人とかだと、実務経験3ヶ月でフリーランスエンジニアになった人もいます。
なので、現場でどのような経験を詰めるか、+ α家でどれぐらい勉強することができるか、Gitやバックログなどの使い方をしっかりマスターしているのか、などを総合的に判断して独立する準備をしていくのが良いかなと思います。
あと、フリーランスになる際は、自分のスキルを証明するスキルシートを自分で執筆するんですが、このスキルシートの書き方と言うのはかなり大切で、実際にフリーランスの案件を探す際は、自分の書いたスキルシートをエージェントから企業に対して一斉に送信して、スキルに見合うと判断された人のみ面談に呼ばれると言う仕組みなんですね。

基本的には、「今まで自分がやってきたプロジェクト」「どのような工程を担当してきたか」「どのような開発を行ってきたか」「どのようなライブラリーどのようなツールを使ってきたか」などを具体的に記載していく訳ですが、これについてはしっかり、書き方に慣れていく必要があるかなと思います。
まとめ
未経験からでもしっかりとした戦略を立てて、しっかりと学習時間を確保して、しっかりと実務経験を積んでいけば、フリーランスになって月収50万以上稼ぐと言うのは比較的再現性が高いと思いますし、
しっかりと継続できる人からすれば、少なくとも、他の仕事で月収50万以上稼ぐよりも簡単なんじゃないかと思います。
僕自身、今ではフリーランスエンジニアで月収80万以上稼いでますが、フリーエンジニアと言う手段以外で月収80万を稼げって言われたら、結構厳しいなと思います。
フリーエンジニアと言うのは、誰でも努力すればなれる職業ではあるんですけど、「圧倒的に需要に対して供給が追いついていない」と言う背景から、かなりコスパよく稼ぎやすい仕事なんじゃないかと思います。
なので、「特に今やりたいことが決まってない」「今の仕事を嫌嫌やってる」と言う人は、この1年や2年をしっかりと自分の将来に投資して、生涯賃金を上げていくと言う戦略を立てるのもありかなと思います。
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