こんにちは。
僕は現在、フリーエンジニアとして働いているのですが、
「エンジニアの腕一つでどこまで稼げるか?」
と考えていたことがあり、今日はそれについて深く掘り下げたいと思います。
結論から:フリーエンジニアの年収1000万が上限かも
僕は今、東京でエンジニアをしており、将来的には大阪にUターンするつもりなのですが、会社員を辞めた時点での住居が東京だったので、そのまま東京でフリーエンジニアになった感じです。
エンジニアの単価の相場としては、東京が最も高く、大阪や名古屋、福岡などは10%くらい低いイメージです。
なので、東京以外の地方でフリーエンジニアをするのであれば、10%くらいの誤差がある前提でのお話です。
(東京は家賃などの物価が地方と比べるとバカ高いので、残るお金はそこまで大差ないです。)
僕の結論として「一つの現場からもらえる報酬の単価は月80万円前後がMAX」です。
つまり、月80万 × 12ヶ月 = 960万(ほぼ1,000万)という計算です。


【理由】超優秀な大手エージェントでさえ、それくらい
フリーエンジニアのエージェントは、案件を紹介することを専門にしており、営業力や調整力は超優秀です。
実際に僕も利用させていただいていますが、登録しているだけで案件情報がバンバン送られてくるので、案件に困ったことは一度もないです。
大手エージェントのサイトを見れば分かるのですが、概ね(東京で)月単価60〜80万くらいの案件が多いです。
逆に言えば、超優秀な営業マンである彼らからもらえる案件の相場が、それくらいの単価であるということです。
エージェント:エンジニアにマッチする案件を紹介してくれる会社
エージェント利用のメリット
基本的に、エージェントに登録しておけば、次から次へと案件の詳細が送られてきます。
参画したい案件を自由に選ぶことができるので、フリーエンジニアになりたての頃は利用するのがオススメです。


ぶっちゃけ、労働収入としては悪くない

年収1,000万という数字を高いと捉えるか、低いと捉えるかは、人それぞれですが、世間的な平均年収と比べたら全然いいんじゃないでしょうか。
よく、Twitterなんかを見てると「フリーランスはリスクもあるから年収1,000万でも低い」って意見も見るのですが、エンジニアは溢れるほど仕事があり、仮に一つの現場が契約終了になっても、1週間くらいで次の現場なんて余裕で見つかります。
実際に僕も、一つの現場が終了して、次の案件が見つかるまで5日とかで、しかも3社くらいからオファーをもらってました。
エンジニア以外での独立なら、無収入の期間があるリスクを取っているので年収1,000万でも低いって意見も分かりますが、フリーエンジニアなら(そもそもリスクを取っていないので)年収1,000万でも全然ありだと思います。
「フリーランスで年収1000万はリスク取ってる割には低い」って意見。
理解はできるんですが、フリーエンジニアに関しては、案件が溢れるほどあるので、そんなにリスク取ってるとも思えない故に、
労働収入としての年収1000万って、そんなに悪くないと思う。
— 有人@実務未経験でフリーランス (@alse0903) March 25, 2019
企業に直営業をかければ話は別
ちなみに、企業に直営業をかけるという方法であれば、年収1,000万以上を稼ぐことも可能です。
基本的に、エージェントは、営業を代行する手数料として、エンジニアの月単価の10%くらいを中抜きしています。
なので、80万単価のエンジニアなら8万円、70万単価のエンジニアなら7万円くらい引かれた金額が振り込まれます。
中抜きと聞くとネガティブに思うかもしれないですが、10%を払ってでも、営業や請求書の作成などの雑務を代行してくれるエージェントを使うメリットは大きいと思います。
浮いた時間で、プログラミングの勉強をしたり、別のビジネスをやったりできる訳ですから。
しかし、雑務をやるのが苦でなく、営業も自分でかけるのであれば、この中間マージンを支払わずに企業と直契約ができるので、90〜100万くらい狙うこともできます。

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フリーエンジニアなら副業もしやすい
会社員でエンジニアやってると、会社の規定で「副業禁止」とかよく聞きますが、フリーエンジニアであれば自由に副業をすることもできます。
(正式には確定申告を自分ですれば、会社員でもバレずに副業できますがw)
また、フリーエンジニアの稼働は月140〜180時間の間で働くことが多いので、残業などもあまりなく、平日の夜に時間を空けやすいので、副業がしやすいです。
「月80万もらっているエンジニアが月100万に単価交渉する」のは難易度が高いですが、「同じ単価で週4勤務にする」や「週3で月60万の契約をする」という交渉であれば、企業との信用関係ができており、そこそこのスキルがつけば可能です。
なので、一つの現場から月80万もらうのではなく、2つの現場から月40万と月60万をもらうなどすることで、月80万以上の収入を得ることも十分に可能なのです。

補足:年収1,000万を超えないほうがいい人もいる
ちなみに、フリーランス(個人事業主)として売上が1,000万円を超えると、所得税とは別に、消費税(現在では8%)を納税する必要があります。
これは、所得ではなく売上で1,000万を超えると支払う義務があるので、中途半端に売上が1,000万を超えるのであれば、990万くらいに抑えた方が得なケースもあります。
売上がちょうど1,000万だと、その8%なので、80万円くらい消費税を収める必要があるということです。
また、消費税は今後10%になり、その後も上がる可能性もあるので、売上を計算する際には要注意ですね。
また、エンジニア一人ひとりに税理士のサポートが付くようなエージェントもあるので、参考にしてみてください。

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